子育て中の母親はとにかく時間に追われています。
子供が健康に成長するよう、食事を作り、洗濯をし、入浴をさせ…終わりのない育児と家事の繰り返しです。そのような日常生活であっても、季節ごとの肌へのダメージは、容赦なく襲ってきます。暖かい季節になれば紫外線、寒い季節になれば乾燥によって、肌に負担がかかります。


温度や湿度の変化で、皮脂が増えて脂っぽくなるかと思えば、皮脂がなくなりすぎてカサカサしてしまったりもします。

そして紫外線の悪影響が、肌の内部に蓄積すれば、日焼けで肌の色が変わるくらいのことでは終わりません。数年後、数十年後には、シミやしわになって、肌の美しさを損ねます。どんなに忙しくても、温度や湿度の変化、紫外線の悪影響から肌を守るためには、スキンケアが必要です。


「子育て中にはスキンケアなんて無理」
そんな風に思うのは実に正直な感想です。
それならば、手をかけないスキンケアの方法を考えましょう。

洗顔と保湿を怠らなければ、日常的なスキンケアはできます。
導入オイルをつけてから化粧水、それから美容液、乳液、仕上げにクリームという手順を踏むスキンケアは、贅沢な時間を楽しめるスキンケアですが、時間がかかります。しかも、ゆったりした気分でしなくては、スキンケアやネイルなどは楽しむこともできません。

忙しい子育ての期間は、オールインワン化粧品で乗り切りましょう。オールインワン化粧品にはいろいろな種類があります。年齢、肌質に合わせて、自分に合ったオールインワン化粧品と出会えれば、洗顔と組み合わせるだけで、潤いのあるお肌だって不可能ではありません

オールインワン化粧品の種類


オールインワン化粧品は、化粧水、美容液、乳液、クリーム、化粧下地までを、いっぺんに済ませられるスキンケア用品です。

実に多くのオールインワン化粧品があり、それぞれ使い心地、効果、価格に違いがあります。使い心地による種類には、ローションタイプ、ジェルタイプ、クリームタイプがあり、価格の幅から見ると、1,000円以下の製品から1万円以上の製品までと幅があります。また容器にも違いがあり、ポンプ式、ジャー式、チューブ式などがあります。子育て中は容器ではポンプ式が圧倒的に人気があります。

効果の違いによる種類

これが最も重要な選択肢です。肌質、暮らし方、年齢によって、最も良い効果を得られる種類のオールインワン化粧品を選ぶことが、良い効果に繋がります。

保湿効果を目的としたオールインワン化粧品

肌の潤いは、角質層(かくしつそう)の状態によって大きな影響を受けます。角質層は、角質細胞と細胞間脂質(さいぼうかんししつ)で構成されています。この細胞間脂質が水分を抱え込むセラミドです。そして天然保湿因子(てんねんほしついんし)のNMF(Natural Moisturizing Factor)が、糊のような働きで細胞と細胞の間をつないでいます。

私たちは、もともとセラミドやNMFといった保湿因子を角質層の中に持っています。ただ、体調や年齢によって、ターンオーバーが正常に行われない状態が続くと、NMFやセラミドが肌の中に作られる量が減ってしまうことがあります。

セラミドやNMFが不足すると、細胞と細胞の間に隙間が空いてしまいます。その結果、その隙間から、気候の変化などによる外部からの刺激が、肌の中に浸透しやすくなり、肌が乾燥してしまうのです。

また、角質層のある表皮の下にある真皮(しんぴ)にあるヒアルロン酸も、肌の保湿には欠かせない成分です。ヒアルロン酸も、もともと肌の中に存在する成分ですが、13歳を過ぎる頃から減り始めてしまいます。どんなに良い体調を保っていても、年齢と共に減っていきます。

保湿効果の高いオールインワンには、これらの成分を補うための成分が配合されています。選ぶときにはチェックしてみてください。

美白効果の高いオールインワン化粧品

※美白:メラニンの発生を抑えてシミの予防をすること。

紫外線の悪影響によって皮膚の中に蓄積したメラニン色素が作り出すシミを作らない(メラニンの発生を抑える)、できてしまったシミを抑える効果を持つ成分が配合されています。有効成分であるビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸(アミノ酸)などは、美白に効果のある成分です(メラニンの発生を抑えてくれる働き)

 ビタミンC誘導体 肌の新陳代謝を促し、メラニン色素を排出させる
 アルブチン 植物に含まれている成分で、チロシナーゼ(メラニン合成を助ける働きをする酵素)の働きを阻む
 トラネキサム酸(アミノ酸)メラニン色素を作るメラノサイトの活動を抑える

ただし、シミの大敵は、紫外線だけではありません。乾燥もシミやくすみの大きな要因です。その為、メラニンの発生を抑えてくれる成分と保湿成分も一緒に配合されていることが大切なポイントです。これが美白のオールインワンを選ぶコツです。

ハリやたるみに効果の高いオールインワン化粧品

表皮の下にある真皮には、ヒアルロン酸の他に、コラーゲン、エラスチンなどの弾力繊維があります。これらの弾力繊維が肌の弾力とハリを作っています。ヒアルロン酸は、10代前半、コラーゲンは30代、エラスチンは、20代後半から、失われ始めると言われます。これらの成分の減少が、ハリやつや、弾力のない肌、毛穴の開きが気になる肌の原因です。

ハリやたるみに効果の高いオールインワン化粧品には、これらの成分が、肌の中で作られる量を増やす働きをする成分が配合されています。

 ビタミンC誘導体 線維芽細胞に働きかけて、コラーゲン生成を促す
 レチノール コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す
 ナイアシンアミド コラーゲン生成を促す

オールインワン化粧品の選び方


基本的には、保湿効果の高いオールインワン化粧品で、ほとんどの肌のトラブルは改善できます。保湿は、回り回って美白や肌のハリにも役立つからです。

ただ、シミが非常に気になる、毛穴の開きがひどくなってきたというような悩みが出ている場合には、悩みに応じて、美白や肌のハリ効果がある成分が入っているオールインワンを選びましょう。

もう一つの方法としては、保湿効果の高い成分配合のオールインワン化粧品にプラスαを加えるという考え方もあります。

美白用美容液や、ハリ・つや用美容液などを加えてスキンケアをするという方法です。トラブルが改善されれば、オールインワンだけに戻しても良いと思います。自分の肌の状態と年齢に合わせて、適切なオールインワンを選ぶ事が大切です。お肌のコンディションは日々変わります。合うオールインワンに出会う事でひとつ悩みが減る事もあります。

オールインワンの選び方でした。
参考までに。